場をリードする話し方・伝わることばで話す

場づくりは、
講師と参加者で行われるものですが、

その空気感は伝える側の講師が
意識して作っていきたいですね。

場をリードする話し方で、参加者を引き込み、
講師の話に集中してもらいましょう。

声の大きさ、話す速さ、抑揚、間の取り方、
表情や身振り手振りなどのボディーランゲージ。

これらの要素で、
話が興味深くも、退屈にもなります。

どんなに想いがあっても、

伝わりにくい話し方、
伝わりにくい表現をしていたら
残念ですよね。

まずは自分の姿がどういう状態なのかを知りましょう。

【セミナー講師養成講座】では、
受講生の皆さんの姿をビデオに撮って、

話し方のくせ、動作のくせなどを検証し、
改善していきます。

どこをどう変えたらいいか、
ご自分で納得しながら
今後の課題に取り組むことができます。

客観的に眺めていると、
自分本位の話し方をしていることに、
気づくかもしれません。

聞き手である参加者に、
伝わる言葉で話しているでしょうか?

自分には当たり前、
よく使う言葉であっても、

相手にはその意味がわからないかもしれません。

「当たり前」は人によって
案外ずいぶんと違うものです。

例えば、

「お茶の時間が好き」と言ったら、
あなたはどんな光景が浮かびますか?

お抹茶を立てている姿でしょうか?

それとも、
英国式アフタヌーンティーを楽しんでいるシーンですか?

職場で休憩時間に
同僚とお菓子を食べている情景かもしれないですね。

こんな風に、

「お茶」に対する日常の違いから、
全く違う状況をそれぞれが想像しているとしたら、
その後の展開に影響があると思いませんか?

相手は自分とは違う、ということを意識して
具体的に話していくことが大切です。

専門用語もクセモノで、
自分が日常的に使っていることばには要注意です。

「これくらいわかるだろう」のレベルも
人によって違います。

聴いている側は、
ひとたび言葉の意味がわからず「?」が立つと、
そこから先を聴けなくなります。

そうならないように、
言葉の意味や定義を明確にして、
具体的に、伝えるようにしたいですね。

講師であるあなたは、参加者からすれば、
「何かためになることを教えてくれる人」です。

教える限りは、
受け取りやすい言葉、受け取りやすい表現、
受け止めてもらいやすい態度を意識して、

あなたのメッセージを存分に
伝えていってくださいね!

(サキ)

目配りと気配り

参加者にストレスなく
快適に受けていただく環境を整えることも

セミナー講師のあり方や配慮が伝わるには
重要なポイントです。

講師から目線を送られると、

参加者は「ここにいていいんだ」という
安心感が得られます。

受講する側にしてみれば、
結構嬉しいものですよね。

それに、講師もしっかり見ることで、

参加者の表情や動きから、
理解度や感情を察することができますから、

展開におおいに影響がありますよね。

参加者の表情を見て、
理解されてないと感じたら、

もっと詳しい説明が必要か聞いてみる、
具体例を出す、など対応できます。

疲れているようであれば、
休憩を入れることになるかもしれないし、

上着を着こみ始めているようなら、
室温が低く寒いのかもしれない、と

そうした状況を把握して、
エアコンの調整をしようという判断もできます。。

こんなふうに、

講講座の内容が伝わるために、
全方向に向けた意識がある
気配りできる講師になりませんか?

その都度意識していれば、
筋肉のように鍛えられます。

また逆に、
参加者からの視線も意識しましょう。

服装は、TPOに合わせたものにします。

ラフなワークショップに
ビジネススーツは合いません。

ビジネス研修に、Gパンでは
信用度が下がってしますかもしれないですから
スーツがいいですね。

どちらも、清潔感が大切なのは
言うまでもありません。

時折、奇をてらったファッションで
登場する人もいますが、

よほどセンスに自信がない限りは危険です。

場や目的に合った服装で、
その中に自分らしさを表現できたらいいですね。

何より、視覚的な刺激で
参加者に余分な気遣いをさせず、

安心して講座に集中してもらうことが一番です。

場をコントロールしているのは講師である自分です。

その講師の参加者への配慮が、
あなたの好感度にもつながり、
ファン獲得のきっかけにもなります。

快適な時間を参加者に提供していきましょう。

(アリー&サキ)