セミナーの全体と部分、原稿は話し言葉

いよいよ、
原稿を作成していく段階になりました。

読んでもらうものではないので、
話して伝わるかどうか、ですね。

だから、講座では・・・・・
話しことばで原稿を書いていただいています。

驚かれるのですが、
セミナーで語ることを一言一句、書きます。

すると、
話しグセに気づいたり、
ことばの使い方の間違いを発見したり、

あるいは、使ってはいけないことばを
無意識に使っていることが
わかったりします。

大変な作業ですが、
これをすることで、時間配分も掴めるし、

実際にセミナーしている光景を
イメージして書くので、
書くこと自体がリハーサルになります。

伝わりやすい要素を
意識して書くことも大事ですね。

講座でお伝えしているのは以下の3つです。

・PREP(プレップ)法
・SDS法
・ホール・パート法

結論から話して、
理由と例をあげえまとめるPREP法、

物語を話してまとめるSDS法、

複数の事柄を説明するのに適したホール・パート法、

こうした「型」を知って効果的に使うと、
印象に残る展開ができます。

とても簡単です。
パターンを知ってあてはめるだけ。

ともすれば、
伝えたいことが盛りだくさんで、

伝えたいことと伝わることが
くいちがうこともありますよね。

そこを交通整理して伝えるには、
こうしたパターンを使うと
スッキリうまく伝わります。

伝えたいことより、
伝わったことが相手にとってのすべて。

受講者や参加者の目線に立って、

伝わることば、
丁寧なことば、
正しい日本語を使って

できるかぎり意図したことが伝わるよう努めましょう。

そのためにも、
原稿は一度は話し言葉で書いてみることを
お勧めします。

そして、声に出して読んでみる。

すると、

目の前に本番の光景が広がってみえませんか?

準備の入念さが、成功の鍵。

面倒なことほど、
本番に生きると思って試してみてくださいね。

(サキ)

挨拶と自己紹介

挨拶と自己紹介について、
お伝えします。

なんといっても、挨拶は大事!

挨拶にはじまって
挨拶に終わりますから。

足を運んでくだったことに感謝し、
どんなセミナーを提供するのか、
どんな想いがあってここにいるのか、

皆さんとご縁が持てたことに
心からのお礼を言ってスタートしたいですね。

講師の第一印象が決まるところです。
笑顔で、自分らしく、
これからの時間を一緒に過ごしていいと
思ってもらえる存在でいることを心がけましょう。

話題としては、
会場までの道のりで目についたことや、
ニュースや行事など

それにまつわる
今日の話題につながることを
話してもいいですね。

このあたりは、慣れてきたら、

そのときのムードを掴んで
話したいところです。

私は始まる前に、
早めに到着した受講者と会話して、

そこから話すヒントを得ています。

続いては、

自己紹介!

講座では、
毎回自己紹介をしていただいています。

おそらく人生で
こんなに自己紹介に向き合ったことは
ないんじゃないかと思います。

限られた時間で、
「自分はこんな人」と話すのが自己紹介ですね。

ポイントとしては

・経歴
・仕事内容
・経験
・資格
・強み
・価値観

などです。

できれば、
1分くらいで話せるバージョンを
作っておきましょう。

すると、セミナー以外でも、
いつでもどこでも使えます。

セミナーでの自己紹介は、
そのあとに続く内容やテーマに
合ったものがいいです。

例えば、私の場合、

主な仕事は
経営者や専門家の方を対象にした個人コーチですが、

講師養成講座での自己紹介では、
講師経験を主に紹介しています。

私のコーチ歴とか経験より、

どこでどんなセミナーをしてきたかを話す方が

集まっている人の関心が高いことが予想されるからです。

自己紹介の中では、
自分が受講者にどんな役に立つ存在なのかも
アピールしましょう。

テーマの分野での経験値の高さや経歴、
それについてどれだけの思い入れがあるか、

そんなことを盛り込めば、
受講される方はここから先の本題に
期待をかけてくれると思いませんか?

お金と時間を使って
参加してくれている方々の期待に応える姿勢が

セミナーのあらゆる場面で伝わることが重要です。

挨拶と自己紹介は、セミナーの入口。

扉を開きたい!

と受講者が思ってくださる導入部を
作っていきましょう。

(サキ)