セミナーの基本的な構造

セミナーは、
全体の流れを意識して構造を組み立てます。

大きく分けて3つです。

・オープニング
・メイン
・エンディング

どれもそれぞれ重要な役割があります。

オープニングは、
受講生の心を掴む入口です。

挨拶や自己紹介などが含まれますが、

その態度や話し方から、
ここから先への興味関心をもっていただき、

セミナーの時間を
一緒に過ごしたいと思ってもらえるよう
作ることが大切です。

メインは、まさにプログラムそのもの。

いままで練り上げた、
テーマや目的が流れにのって伝わっていくよう
作りこんでいきます。

エンディングも大切。

ここまでの時間を
ともにしてきた受講生の方々に、
締めくくりのお礼のことばを伝えます。

必要に応じて、
アンケートを書いていただく時間も含まれ、
また、今後の案内などの告知もします。

幕が降りるその瞬間まで、
受講してくれた皆さんとの関係を
大切に扱いましょう。

さて、

全体が決まれば、
具体的にタイムスケジュールの制作です。

セミナーの時間枠の中で、
どこにどれだけ時間を費やすのか、

休憩時間はどこに入れるのか、
何分とるのか、

受講生に合わせて、
時間や回数を決めます。

セミナーだけでなく、
その前後の準備や片付けの時間も考えます。

形としては、これでほぼ完成!

(サキ)

セミナー3つのスタイル

テーマを設定するために必要な要素。
誰に何を、どのように伝えるか。

これらが、どれだけ具体的であるかが
重要になってきます。

以前もお伝えしました「目的とゴール」

伝えたいテーマが決まり、セミナーをするとき、
自分にとっての「目的とゴール」、

受講生に対しての「目的とゴール」が
明確になっているでしょうか?

ここが、セミナーの“キモ”になります。

セミナーの目的やゴールを明確にし、
どんな形で伝えたらいいかを考えます。

自分が伝えたいこと、提供したいこと、によって
講師の役割が微妙に違います。

料理教室やパソコン教室、といった
「やり方」を教えるのであれば、

講師は「トレーナー」になります。

テーマにもとづき、
自由な発言や気づきを促す会議や
ワークショップをリードするのは
「ファシリテーター」です。

自分の持っている知識や情報、
経験などを語るのは「講演者」ですね。

厳密に分けることが
難しい場合もあります。

私が行うコーチング講座では、
技術を伝えるという点では「トレーナー」ですが、

スキルの性質上、
参加者の気づきや自発的な行動を促す点から
「ファシリテーター」の要素も高いといえます。

講師としての役割を決めると、
伝え方、場の創り方、
運営全体の方向性なども自然と決まります。

机の配置や使うツールも
適切な選択ができますね。

目的と内容、
そして講師のスタイルが一貫していることが、
受講者にまっすぐパワフルに伝わる要素のひとつ。

あなたの伝えたいメッセージが活きるのは、
どんなスタイルでしょう?

何を話すか、の前に
どういう場にするか
ぜひイメージしてみてくださいね。

(サキ)