目配りと気配り

参加者にストレスなく
快適に受けていただく環境を整えることも

セミナー講師のあり方や配慮が伝わるには
重要なポイントです。

講師から目線を送られると、

参加者は「ここにいていいんだ」という
安心感が得られます。

受講する側にしてみれば、
結構嬉しいものですよね。

それに、講師もしっかり見ることで、

参加者の表情や動きから、
理解度や感情を察することができますから、

展開におおいに影響がありますよね。

参加者の表情を見て、
理解されてないと感じたら、

もっと詳しい説明が必要か聞いてみる、
具体例を出す、など対応できます。

疲れているようであれば、
休憩を入れることになるかもしれないし、

上着を着こみ始めているようなら、
室温が低く寒いのかもしれない、と

そうした状況を把握して、
エアコンの調整をしようという判断もできます。。

こんなふうに、

講講座の内容が伝わるために、
全方向に向けた意識がある
気配りできる講師になりませんか?

その都度意識していれば、
筋肉のように鍛えられます。

また逆に、
参加者からの視線も意識しましょう。

服装は、TPOに合わせたものにします。

ラフなワークショップに
ビジネススーツは合いません。

ビジネス研修に、Gパンでは
信用度が下がってしますかもしれないですから
スーツがいいですね。

どちらも、清潔感が大切なのは
言うまでもありません。

時折、奇をてらったファッションで
登場する人もいますが、

よほどセンスに自信がない限りは危険です。

場や目的に合った服装で、
その中に自分らしさを表現できたらいいですね。

何より、視覚的な刺激で
参加者に余分な気遣いをさせず、

安心して講座に集中してもらうことが一番です。

場をコントロールしているのは講師である自分です。

その講師の参加者への配慮が、
あなたの好感度にもつながり、
ファン獲得のきっかけにもなります。

快適な時間を参加者に提供していきましょう。

(アリー&サキ)

アイスブレイク

今日から、
「伝わるための場創り」に必要なことに入ります。

さて、まずは「アイスブレイク」から。

アイスブレイクは、その意味どおり、
氷を砕き溶かしていくように、

参加者の緊張感をほどき、
参加意欲を高めるものです。

いきなり本編に入ると、
緊張した身体には内容が入って行きづらいのです。

まずは、受け入れてもらいやすい環境と
身体の状態を作ることを狙って
アイスブレイクをしましょう。

よくあるものには、
他の参加者と一緒にできるゲームや

お互いがさりげなく話題を共有できるような
自己紹介をからめたワークなどがあります。

自分がセミナーの参加者になった時に、
講師がどんなアイスブレイクを使っているか、
意識して見ると多くのことに気づくと思います。

アイスブレイク後の、
場の雰囲気がどう変化するかを
観察してみてくださいね。

他の参加者との距離感、
自分の緊張度、
他の人の緊張度、
これから始まる講座への意欲の高まり度。。。。

講師のねらいや、
アイスブレイクがどう機能しているか、
意識してみましょう。

こうした参加者目線が、
自分のアイスブレイクをデザインするときに
とても役立ちます。

アイスブレイクは、
ゲームなどで単に空気感をほぐすだけでなく、

セミナーのテーマに関連するクイズや
巷の話題でもいいです。

複雑でなく、
全員参加で誰でもすぐにできるものがいいですね。

テーマや目的に関するものだと、
ここから先の講座に対する期待感が
グッと上がります。

何より、楽しい時間になることを予感させるので、
聴く耳を開かせる効果があります。

せっかくのあなたの大切なメッセージ。

相手に届くよう
しっかりウォーミングアップをしてから話してくださいね。

【セミナー講師養成講座】では、

受講生の方が考えたアイスブレイクをみんなで楽しみながら、

私たち3人のフィードバックにより、
講座の期待値があがるものに洗練していきます。

(アリー&サキ)