アイスブレイク

今日から、
「伝わるための場創り」に必要なことに入ります。

さて、まずは「アイスブレイク」から。

アイスブレイクは、その意味どおり、
氷を砕き溶かしていくように、

参加者の緊張感をほどき、
参加意欲を高めるものです。

いきなり本編に入ると、
緊張した身体には内容が入って行きづらいのです。

まずは、受け入れてもらいやすい環境と
身体の状態を作ることを狙って
アイスブレイクをしましょう。

よくあるものには、
他の参加者と一緒にできるゲームや

お互いがさりげなく話題を共有できるような
自己紹介をからめたワークなどがあります。

自分がセミナーの参加者になった時に、
講師がどんなアイスブレイクを使っているか、
意識して見ると多くのことに気づくと思います。

アイスブレイク後の、
場の雰囲気がどう変化するかを
観察してみてくださいね。

他の参加者との距離感、
自分の緊張度、
他の人の緊張度、
これから始まる講座への意欲の高まり度。。。。

講師のねらいや、
アイスブレイクがどう機能しているか、
意識してみましょう。

こうした参加者目線が、
自分のアイスブレイクをデザインするときに
とても役立ちます。

アイスブレイクは、
ゲームなどで単に空気感をほぐすだけでなく、

セミナーのテーマに関連するクイズや
巷の話題でもいいです。

複雑でなく、
全員参加で誰でもすぐにできるものがいいですね。

テーマや目的に関するものだと、
ここから先の講座に対する期待感が
グッと上がります。

何より、楽しい時間になることを予感させるので、
聴く耳を開かせる効果があります。

せっかくのあなたの大切なメッセージ。

相手に届くよう
しっかりウォーミングアップをしてから話してくださいね。

【セミナー講師養成講座】では、

受講生の方が考えたアイスブレイクをみんなで楽しみながら、

私たち3人のフィードバックにより、
講座の期待値があがるものに洗練していきます。

(アリー&サキ)

セミナーの全体と部分、原稿は話し言葉

いよいよ、
原稿を作成していく段階になりました。

読んでもらうものではないので、
話して伝わるかどうか、ですね。

だから、講座では・・・・・
話しことばで原稿を書いていただいています。

驚かれるのですが、
セミナーで語ることを一言一句、書きます。

すると、
話しグセに気づいたり、
ことばの使い方の間違いを発見したり、

あるいは、使ってはいけないことばを
無意識に使っていることが
わかったりします。

大変な作業ですが、
これをすることで、時間配分も掴めるし、

実際にセミナーしている光景を
イメージして書くので、
書くこと自体がリハーサルになります。

伝わりやすい要素を
意識して書くことも大事ですね。

講座でお伝えしているのは以下の3つです。

・PREP(プレップ)法
・SDS法
・ホール・パート法

結論から話して、
理由と例をあげえまとめるPREP法、

物語を話してまとめるSDS法、

複数の事柄を説明するのに適したホール・パート法、

こうした「型」を知って効果的に使うと、
印象に残る展開ができます。

とても簡単です。
パターンを知ってあてはめるだけ。

ともすれば、
伝えたいことが盛りだくさんで、

伝えたいことと伝わることが
くいちがうこともありますよね。

そこを交通整理して伝えるには、
こうしたパターンを使うと
スッキリうまく伝わります。

伝えたいことより、
伝わったことが相手にとってのすべて。

受講者や参加者の目線に立って、

伝わることば、
丁寧なことば、
正しい日本語を使って

できるかぎり意図したことが伝わるよう努めましょう。

そのためにも、
原稿は一度は話し言葉で書いてみることを
お勧めします。

そして、声に出して読んでみる。

すると、

目の前に本番の光景が広がってみえませんか?

準備の入念さが、成功の鍵。

面倒なことほど、
本番に生きると思って試してみてくださいね。

(サキ)